「八ヶ岳颪さんこんにちは 〜出張GASBON in モノローグス〜」

Gallery 〇〇(Gallery ほにゃらら)/ 齋藤帆奈 / 加々見太地 / Heart Mountain(ハート・マウンテン)/ Yuma Yoshimura

(企画)) GASBON METABOLISM

 

(会期)2025年2月7日(金)~2月23日(日)

(オープン)金・土・日

 金:13:00~18:00 / 土・日:12:00~17:00

(クローズ)月・火・水・木

 

(会場)MONO.LOGUES

〒164-0001 東京都中野区中野5-30-16 メゾン小林101

(入場料)無料

 

E-mail: info@monologues.jp

WEB: www.monologues.jp

Instagram: www.instagram.com/mono.logues_/

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※ 当スペースにはお手洗いおよび駐車場がございません。予めご了承ください。


MONO.LOGUES(東京,中野)は、2月7日(金)~2月23日(日)まで、GASBON METABOLISMによる企画展、「八ヶ岳颪さんこんにちは 〜出張GASBON in モノローグス〜」を開催いたします。(以下GASBON METABOLISMより)

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山梨県北杜市に位置するアート複合施設「GASBON METABOLISM(ガスボン メタボリズム)」(以下、GASBON)は、2025年2月7日(金)から2月23日 (日)の期間、東京・中野にあるオルタナティブ・スペース「MONO.LOGUES(モノローグス)」にて、アート作品が持つ「場所性」と人の往還を楽しむ企画展「八ヶ岳颪さんこんにちは 〜出張GASBON in モノローグス〜」を開催いたします。 本展は、GASBON とMONO.LOGUESによるエクスチェンジプログラムの一環として実施され、GASBONと山梨県のGASBON近隣に縁を紡いだアーティストたちの作品が展示されます。

 

アートが生まれる「場所」は、単なる制作の舞台に留まりません。それはインスピレーションの源泉であり、アーティストの表現に刻まれる「物語」の起点でもあります。GASBON METABOLISMは、展示やイベントを行う「スペース」としての役割に加え、国内外のアーティストが滞在制作できる「レジデンス」など、「場所」としての機能を有しているだけでなく、アートを通じて異業種や地域コミュニティを交差させ、文化的な新陳代謝(メタボリズム)を促進することを目的としています。

 

一方、東京・中野のマンションの一室にあるMONO.LOGUESもまた、異なる文脈を交差させる取り組みを行っています。これまで交わることのなかったアーティストたちに、非言語的な共通項を見出し、いくつもの独白(モノローグス)としてを拾い上げることで、新たなコミュニティの接点を生み出しています。

 

本展では、GASBONと近隣地域にユニークな関わりを持つアーティストを紹介します。GASBONのオープンと時を同じくして山梨県内に居を移した細野晃太朗氏が運営するGASBON内にあるギャラリーGallery〇〇(ほにゃらら)と、その専属作家添田奈那。一昨年、GASBONで行われた雲の平山荘企画のグループ展「Diffusion of Nature 2023『土と夢』」に参加したことがきっかけで北杜市に古民家を改装したラボスペースを構え、バイオアート領域での活動をする齋藤帆奈。同じように昨年からGASBONの近隣のスタジオを拠点にし、自身の身体で感じた世界や自然界の肌触りを元に、彫刻や写真を発表する加々見太地。初めての日本滞在となったGASBONでの1ヶ月半の滞在制作中に周囲の山岳風景に触発され、作品を発表したイギリスのカルム・スティーブンスとエリック・ヘッセルボによる共同創作プロジェクト「Heart Mountain(ハート・マウンテン)」。MONO.LOGUES主宰であり、40年以上にわたり中野に居を構えていながらも、GASBONオープン以来幾度にもわたり山梨に往還しているYuma Yoshimura。以上の6名のアーティストによる作品が展開されます。

 

八ヶ岳を望む1000㎡を超える広大な工場跡地に展開するGASBON METABOLISMと、東京の喧騒の中に佇む親密な空間MONO.LOGUES。この特性の異なる二つの「場所」が対話することで、作品が持つ「場所性」はどのように拡張し、「物語」が織りなされるのでしょうか。この機会にぜひご高覧ください。

 

また会期中には中野の街中で出展作家、GASBONディレクターの西野慎二郎、MONO.LOGUES主催のYuma Yoshimura氏と交流できるミートアップイベント『ガスボンの近くで、生活したり、制作したりしない手は無い!はず(仮)』も予定しております。レジデンス希望の方、移住を検討されている方のご参加をお待ちしています。詳細は公式インスタグラムにて随時発表いたします。

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【作家プロフィール】

 

 ・Gallery 〇〇(Gallery ほにゃらら) 山梨県北杜市のGASBON METABOLISM内にあるギャラリーで、アーティスト添田奈那と細野晃太朗が共同で運営。Gallery〇〇では、添田奈那の作品のみを展示している。開廊日は限られ、来場者と密接にコミュニケーションのもと作家の人生や活動をアーカイブし、「~展」として切り取られたその瞬間の作品だけではなく、これまで、現在、これからと作家の人生そのものをアーカイブし、更新し続けることを目的としている。

 

・齋藤帆奈 多摩美術大学工芸学科ガラスコースを卒業後、バイオアートプラットフォームのmetaPhorestに参加し、バイオアート領域での活動を開始。現在は東京大学大学院学際情報学府博士課程に在籍(筧康明研究室)。理化学ガラスの制作技法によるガラス造形や、生物、有機物等を用いて作品を制作しつつ、研究活動も行う。近年では複数種の野生の粘菌を採取、培養し、制作と研究に用いている。主なテーマは、自然 / 社会、人間 / 非人間の区分を再考すること、表現者と表現対象の不可分性。主な展覧会に「ノンヒューマン・コントロール」(TAV GALLERY, 2020)、「生態系へのジャックイン展」(見浜園, 2021)、「オー プン・スペース2021 ニュー・フラットランド」(ICC, 2021-2) など。

 

・加々見太地 1993年 神奈川県生まれ、2020年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了 自身の身体で感じた世界や自然界の肌触りを元に、彫刻や写真を発表している。 登山活動にも力を入れており、ヒマラヤやアラスカでの登山を経験。人と自然との積極的な関わりに関心を持ち、自身の強烈な自然体験で得られた身体感覚や、世界の認識をテーマに制作している。主な展覧会、滞在制作に「雲ノ平山荘AIRプログラム」(雲ノ平山荘,2020)、「しれとこ・森のポイエーシス」(知床財団, 2021) 、「Diffution of Nature 『自然』をめぐる視点」(The 5th Floor, 2022) 、「葦の芸術原野祭2022」(旧斜里町役場, 2022)など。 

 

・「Heart Mountain(ハート・マウンテン)」 カルム・スティーブンスとエリック・ヘッセルボによる共同創作プロジェクト。自然界からインスピレーションを受け、2人は静かな田舎での生活やそれに伴う工芸品への共通の興味を探求しています。2024年10月にガスボンメタボリズムでの滞在制作し、作品を発表。「Gas Burn(ガス・バーン)」と題された彼らの共同彫刻作品は、現地で見つけた素材を用いて作られた「好奇心のキャビネット」で、周囲の山岳風景に触発されて生み出された彫刻作品や加工されたオブジェ、絵画が収められている。

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【GASBON METABOLISM (ガスボン・メタボリズム)】

ガスアズインターフェイス株式会社が、2022年8月に開設したアート複合施設。制作から作品メンテナンス、撮影のできる「スタジオ」、国内外のアーティストが滞在して制作を行える「レジデンス」、地域と異業種との繋がりの窓口となる「コミュニティ」、アーティストたちの作品を展示する「スペース」、アーティストの作品を保管する「ウェアハウス」などの機能を持つ。有機的なコミュニケーションを持続していくプラットフォームとして、関わるクリエイターの創造性を捉えて新陳代謝を活性していくことを標榜している。

Instagram: https://www.instagram.com/gasbon_gasbook/

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