UNLOGICAL 08

金子英 / Lui Nemeth / 奥野宏

 

(会期)2024年12月6日(金)~12月23日(月)

(オープン)金・土・日・月

   月・金:13:00~18:00 / 土・日:12:00~17:00

(クローズ)火・水・木

 

(会場)MONO.LOGUES

〒164-0001 東京都中野区中野5-30-16 メゾン小林101

(入場料)無料

 

E-mail: info@monologues.jp

WEB: www.monologues.jp

Instagram: www.instagram.com/mono.logues_/

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※ 当スペースにはお手洗いおよび駐車場がございません。予めご了承ください。


MONO.LOGUES(東京,中野)は、12月6日(金)~12月23日(月)まで、金子英、Lui Nemeth、奥野宏によるグループショウ「UNLOGICAL 08」を開催いたします。

 

今回で8回目をむかえるUNLOGICALシリーズは、異るコミュニティや活動背景を持ち、作家同士に私的な繋がりのない、3人のアーティストに着目し紹介する企画です。

 

金子英は、雑誌やネット上にある既存の要素を再構成し、ドローイング作品に反映させています。鉛筆や色鉛筆などのドライメディアを用いて丹念に描写された作品は、鑑賞する過程の中に、新たな視点を呼び込もうとしています。

 

Lui Nemethは、即興性や制作する行為自体を重視し、常に自身の内面を探り続けるような筆致でキャンバスや紙に描き出します。今回は、幼少期に描いたボッティチェリの『プリマヴェーラ』を再解釈したシリーズ「Three Graces」をメインに発表します。

 

陶芸家である奥野宏は、古代文明や神話、文化継承を題材に取り入れ、独自の物語を作り上げます。褐色とカラフルな色彩を使い分けた陶芸特有の重厚感のある作品は、過去の言い伝えを噛み砕きながら、現代に伝承しているかのようです。

 

当スペースおよそ1年ぶりのグループショウとなります。是非ご覧ください。


Protection / 2023 / Charcoal, graphite, colored pencil on paper mounted on board / 100 x 80.3 x 2 cm

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金子英 / Ei Kaneko

IG: www.instagram.com/eikaneko

WEB: http://eikaneko.com

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東京を拠点に活動する画家。インターネットや雑誌など、既存するイメージの断片を再構築し、時には必要のない部分を削ぎ落とすことにより、新たなイメージを発見するプロセスを経て、見る人の「見方」を変え、再考をうながす、ドローイング作品が注目を集めている。これまでにTHE LAST GALLERY、CLEAR EDITION & GALLERY、成山画廊などで作品を発表している。


Three graces – 1 / 2021 / Acrylic, crayon, marker on paper-pasted cotton canvas / 120 x 90 x 3 cm

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Lui Nemeth

IG: www.instagram.com/luinemeth

WEB: https://luinemeth.com

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ルイ・ネメスは、創作プロセスに深く根ざした個人的な視点から絵画にアプローチしている。2010 年にロンドンのセントラル・セント・マーチンズを卒業し、現在は東京を拠点に活動している。ネメスの作品には、物理的な形や物体をあえて排除し、内面の奥深くにある表現しがたい感情に到達しようとする意図が込められている。そのアプローチは直感的かつ即興的で、色彩や筆致が先入観なしに生み出されていく。

 

今回の展示では、幼少期に描いたボッティチェリの『プリマヴェーラ』を再解釈したシリーズ「Three Graces」を再訪する。5 歳のときに制作したオリジナル作品と、それを2021 年に再描写した作品に加え、「Portraits」シリーズと同じスタイルで2021 年に描かれた新作も展示される。これらの作品は、記憶、変容、そして芸術的な成長の間に生まれる対話を捉え、人間の経験と表現の深層に迫る。

 

過去の展示には、2016 年に東京・東麻布のCale で開催された「Oil on Paper」があり、音を色に変換することで、感覚的な体験を視覚的に探求したシリーズを発表した。翌年の「Portraits」(2017 年)では、リネンに描かれた抽象的な作品で、動きやエネルギーを表現し、生命のリズムを単調に繰り返す様子を捉えた。2023 年には自身のスタジオで「ChromaticStudies」が開催され、複雑で調和のとれた色彩の重なりを通じて、自己の内面に隠れた感情や周波数に共鳴する作品を探求した。

 

各展示において、ネメスのアプローチは一貫して「作る」という行為に焦点を当てており、即興性と進化する形が重要な要素となっている。彼女はこのプロセスそのものに意義を見出し、作品を完結したものではなく、絶え間ない探求として提示している。


Potbelly Bird Dogu / 太鼓腹鳥土偶/ 2024 / 長野県大桑村原土,加茂川石/ 15cm x 15cm x 20 cm

photo: mizusai

奥野宏 / Okuno Hiroshi

IG: www.instagram.com/okuno_hiroshi

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1984 岐阜県生まれ

2009 多治見市陶磁器意匠研究所卒業

2009-2019 メキシコシティ滞在

2012 メキシコシティでセラミックスタジオTaller monorojo タジェールモノロホ始める

2022 「insual」exposicion taller monorojo en AGO projecto タジェールモノロホ展覧会

   ギャラリーアゴプロジェクト

2023 岡本太郎現代芸術賞入選

2024 個展「TROPICAL KISOPOTAMIA」水犀mizusai